毎日小麦の実を自家製粉しています。
赤茶けた色をした小麦の実が本来もつ甘み・香り・旨味が
最大限に引き出されるよう粗挽きに。
一度にたくさんの量を挽くことはできませんが、
ふんわりと少しずつ、
サラサラと挽かれた小麦のやさしい香りが
製粉室中に広がります。
ふすまがが入った粉はぼんやりと玄麦の色を残し、
ぷつぷつとした目の粗さも特徴的。
篩にかけてキメが整えられた小麦粉の他、
使う素材はシンプルに水と塩のみ。
季節はもとより、
その日、その日の一番美味しい一杯、次の一杯の為に、
決まった配合率はありません。
じっくりと捏ね、
じっくりと生地を寝かし、
どの工程も最後は手の感覚を頼りに仕上げます。
何故か懐かしささえ感じるその風味は、
自然の恵みを小さな一粒一粒が目一杯あびて生まれた
穀物らしさそのもの。
空からの恵みと土が育んだ自然の食味を、
体中で感じてみてください。